ジャック・マーの有力後継者が浮気の内部監査を受ける

最終更新: 6月22日


 蒋凡(しょう・はん)氏はタオバオ(淘宝)やTmall(天猫)の CEOで、アリババグループの創設者ジャック・マーの後継者と言われている人物である。その蒋凡氏が、浮気の内部監査を受けている。


 最初のきっかけは蒋凡氏の妻,董花花(どん・ほぁほぁ)氏が4月17日にSNSのWeiboにアップした次のようなメッセージであった。これはTmall人気インフルエンサー张大奕(ちょう・だいい)氏に向けられたメッセージである。张大奕氏はかねてからCEO蒋凡氏の愛人と言われていた人物だ。


”これは最初で最後、あたなに対しての警告、私の旦那に関わらないでください。私はそんなに弱くない。気をつけてください。@张大奕



左:张大奕 中:蒋凡 右:董花花


 メッセージは公開後すぐに削除されたが、あっという間に中国国内の主要ネットメディアに取り上げられた。


 事件を受けCEOの蒋凡氏はアリババ社内で謝罪を行い、自ら内部監査を行って欲しいとの申出を行った。


 愛人と噂される张大奕氏はKOL(Key Opinion Leader)と言われる中国の人気インフルエンサーである。KOLは中国のオンラインマーケティングにおいて重要な役割を担っており、フォロワー数が多く多額の販売につなげる力を持っている。


 张大奕氏「Taobao Live(淘宝直播)」に登場し、合計で7時間以上の配信を行い、275万人の視聴者数に見られ、約10億円を売り上げたことがある。「Taobao Live(淘宝直播)」は独身の日光棍節)」に、約3,090億円200億人民元)の売り上げを記録したサービスである。


アリババの運営するライブストリーミングサービス「Taobao Live(淘宝直播)」が、2019年11月11日に実施されたショッピングイベント「光棍節(独身の日)」に、200億人民元(約3,090億円)の売り上げを記録したことを公開した。これはグループ全体におけるイベント売上高2,864億元(約4.4兆円)の約7.5%を占める。


 この問題は単なる愛人スキャンダルではない。もし张大奕氏がCEO蒋凡氏の愛人だとしたら、「Taobao Live(淘宝直播)」への出演そのものが、愛人として便宜を図ってもらった結果という疑いも出てくる。800万件あるタオバオ店舗からも不満の声が出てきて炎上しかねない。こうした背景からCEO蒋凡氏は止むを得ず、自ら監査を申し出たと言われている。


 アリババ本社もマスコミに対してコメントを出した。「家庭内の事情がアリババの大きな名誉毀損につながった。これはとてもよくなことだし本人にも反省して欲しい。」今後アリババはインターネットで流布している情報に関して調査を行うという。


 愛人問題で揺れる张大奕氏はKOL(インフルエンサー)コマースの会社「如涵(るはん)」を運営している。如涵はKOLコマースのパイオニアだ。アリババからの出資も受けている。こちらの会社も事件後株価が暴落した。


 今後調査によってたとえCEO蒋凡氏の身の潔白が証明されたとしても、ジャックマーの後継者になるのは難しいだろう


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