浮気問題で揺れるアリババグループ役員の蒋凡氏は、その問題に関して社内調査を受け、結果が4月27日午後出た。調査を担当した調査チームは、アリババグルーブの取締役も含まれる特別チームである。
調査では、蒋凡氏の愛人と称される人物がトップを務めるインフルエンサーコマースの会社「如涵(るはん)」へのアリババからの出資に関して、何らかの便宜が図られたかどうか、そして愛人と称される人物が運営しているタオバオ(淘宝)やTmall(天猫)の店舗に対して、アリババが意図的に送客支援をしたかどうかに焦点が置かれた。
調査結果は以下の通りである。
2016年当時に行われた如涵(るはん)への出資に関しては、当時蒋凡氏はそこに関わる立場にいなかったために無関係と判断された。
愛人と称される人物のタオバオ(淘宝)、Tmall(天猫)の店舗に関して送客支援などの営業活動が行われたかどうかについては、そのような事実は無いという結論に至った。
次に、調査結果に基づく処分内容は以下となった。
蒋凡氏はアリババ内での重要なポジションにいながら、家庭内の事情によりアリババの名誉を大きく毀損した。よって以下の処分を行う。
アリババグループ役員の解任
降格
1年間のボーナス無支給
懲戒処分履歴の保存
特にアリババグループ役員の解任は非常に重い処分である。アリババグルーブの三代目後継者と目されてきた蒋凡氏だが、仮にできたとしても元の地位に戻るにはかなりの時間を要するだろう。
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