23歳の若さで引退−中国e-sports


 今年6月3日、中国で有名なe-sports選手が、わずか23歳で引退した。

 引退の理由は肥満と糖尿病である。担当医師は、Uzi氏の検査結果を見て、これは20代の数値ではないと言った。また、薬の副作用で気分障害にも陥っていた。


 Uzi氏は、生活リズムのコントロール、ダイエットなどの努力を行なったが、効果がなかったため引退することを決意した。


 引退のニュースが発表されると、e-sportsファンからは、e-sports選手の過酷な状況に驚きの声が上がると同時に、生活習慣を心配する声が上がった。

 

 Uzi氏は1997年中国湖北省生まれ。16歳からプロのe-sports選手として活躍してきた。


 彼はRNG e-sportsクラブに所属していたが、彼を含むチームは2018年のe-sportsアジア大会に出場し、金メダルを獲得した。


 e-sportsも、他のスポーツと同じように、ひたすら練習を重ねて、自己ベストを出すことを目指す。


 アメリカニューヨーク大学が、18〜22歳のプロe-sports選手100名を調査したところ、日々の練習時間は5.5〜10時間に及び、半数の選手は体力を養う訓練や運動習慣が無いことが分かった。そして、ほぼ全てのe-sports選手が、毎日、胃腸、眼、腕、腰などに不調を訴えていることも分かった。


 Tencentの調査によれば、2017年時点でe-Sportsの視聴者は全世界で3億9千万人に達し,中国はそのうちの64%を占めているという。オンラインゲームに対して厳しい規制を行っている中国政府も、e-sportsに対しては積極的な支援を行っている。国家体育総局が 2003 年に e-sportsを正式なスポーツ種目と認定し、全国大会が催されている。中国のe-Sports市場は2019年に2.1億ドルに達し、1位の米国4.09億ドルに次ぐ世界2位の位置につけている。

 

 スポーツ選手と同じくe-sportsも体が資本である。これから確実に伸びていく中国のe-sports市場に期待すると共に、Uzi氏の引退を受け、トップ選手たちにランニングやヨガの健康管理プログラムを組むなど、業界の変化にも期待したい。


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