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執筆者の写真CB編集部

中国宅配ボックス有料化で不満噴出


 「丰巢(ふぉんちゃお、HIVE BOX、蜂の巣の意味)」はAI宅配ボックスの会社である。2015年6月に中国国内の物流大手5社が共同出資して作った会社である。2017年1月にシリーズAで25億元約376億9千万)の資金調達を行い、今では宅配ボックス業界の国内シェア50%以上を占めるまでになっている。


 丰巢(ふぉんちゃお)の宅配ボックスは、中国各地域の団地(中国特有のマンション群が集まったフェンスで囲われている敷地)ごとに設置されている。宅配ボックスは、受取人が不在な場合や対面での受け取りを希望しない場合に利用するものだ。受け取る際に使うパスワードはショートメールで届き、好きなタイミングで宅配ボックスから受け取れる。中国国内では便利なサービスとして消費者から評価されている。



 しかしこれまで無料で使えたサービスが、今後は2020年4月30日から非会員の場合、無料は最大12時間まで、それを超えた場合、次の12時間当たり0.5元(8円)のチャージがかかるようになった。最大料金は3元(45円)で止まるようになっている。


 早速、「丰巢(ふぁんちゃお)」に対して抗議が起こった。ユーザーの声を全く無視していきなり有料にしたという不満だ。更に「丰巢(ふぁんちゃお)」は宅配ボックスの運用費を今まで宅配業者から徴収してきた。今回、消費者に負担させることから「二重取り」という批判も起きている。



左の写真は、「丰巢(ふぉんちゃお)」を設置しているマンションの管理組合が掲示した張り紙。

「しばらく丰巢の宅配ボックスの利用を停止するので、配達員の方は丰巢の宅配ボックスには入れないでください」という内容が書かれている。 引用:中国Baidu


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