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Weiboで注目された日本のニュース


 Weibo(ウェイボー)はTwitterのようにコメントを拡散できる中国のSNSだ。月間2億人くらいの人が使っている。このWeibo(ウェイボー)の検索数ランキングである「Weibo热搜(ウェイボーるあそ、ホットな検索の意味)」は、今、中国で話題になっていることを反映している。そんな「Weibo热搜」に、最近、日本のニュースがトップ50に3つも入ったので紹介することにする。


 紹介するのは、2020年6月28日のトップ50で、下記が実際のWeiboトレンド入りランキングである。15位と28位と32位に「日本」の文字が見えている。


第15位「日本で初めて忍者専攻修士号が出た」


 忍者を研究する三重大学大学院の専門課程「忍者・忍術学」で、三重県伊賀市石川の三橋源一さん(45)が、今年3月初めて修士課程を修了した。


 このニュースに対して、中国のネットでは、「初代!」「本当に忍者の専攻があるんだ!」「聞くだけで楽しそう!私もやってみたい!」といったコメントが上がった。


第28位「日本発電話のかけられるマスク」

 C-Maskはマスクの上から付けるスマートマスクであり、Bluetooth接続でスマホと接続して、通話、議事録の記録などができる。コロナ禍で普及が期待されるもので、日本のドーナッツロボティクスという会社が開発した。


このニュースに対して、中国のネットでは、「時代のニーズに合ってる!」「マスクのAI化?!スマホ代わり?良い発想だ!」といったコメントが上がった。


第32位「5月の映画興行収入は前年同月比98.9%減、3か月連続過去最低を記録」


 前にCB Mediaで紹介したが、中国では、日本の映画に興味を持っている人が多い。日本の映画市場の動向に関心があるようだ。


日本のニュースをシェアする中国人


 今回の記事で、中国のユーザーは日本の動きに興味があることが分かった。しかも、日本では全く話題になっていないことが、中国ではシェアされている。これは、アメリカ人が興味のある日本とも通じるところがあるかもしれない。日本人からすると「そこ?」という取り上げ方をする。お国が変われば、日本の切り取り方も変わる。


 もう一つは、中国の情報源の精密さである。先程紹介したスマートマスクは、日本ではあまり知られていない。調べてみるとクラウドファンディングで資金調達を行っている。忍者の修士号も日本では知られていない。こんな情報を、日本人よりも早く知っている中国の情報収集能力はすごい。


参考ニュース







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